週またぎになってしまいましたが、7月23日の公判を傍聴したメンバーからの報告を以下に掲載します。======================================================================
今日(7月23日)公判の速報です。
弁護団20人ほど、一般傍聴席(弁護士もけっこう交じっていたようですが)で40〜50人が見守りました。
■安田さんへの被告人質問です。
安田さんが警視庁に勾留されていたときに綴っていた獄中ノートの記述をもとに、成田、岩井弁護士からの質問を受ける形で、当時の安田さんの心情が確認されていきました。
獄中ノートには、安田さんの逮捕直後の怒りや苦悶が赤裸々に綴られており、検察・警察に対してはもちろんですが、虚偽の自白を取られてしまった「共犯」とされた人たち、安田さんを告発する側に回った弁護士たち、さらには、黙秘を勧めるばかりで真相究明の努力を怠っているように見えた弁護士たちへの不信や悔しさも折々に記されていました。
それでこの「ノート」をオープンにすることについては弁護団でも反対の声が少なくなかったそうです。それは何より安田さんが辛いだろうという配慮があったのでしょう。某弁護士の「鶴の一声」で決まったとか、後で聞きました。
とにかく、そのノートを材料にしながら、安田さんのS社への取り組みの真意が、今回デッチ上げられた「強制執行妨害」を意図するようなものでは、およそなかったことが示されていったわけです。
後半、S社の経理の不自然さ→従業員たちの横領行為を、安田さん自身が、電卓はおろか使える文具もほとんどない獄中の孤独な作業で発見していく過程の話は、岩井弁護士が膨大なS社の総勘定元帳類を証言席に積み上げるという演出もあって、感動ものでした。
検事からの質問の主旨は、この「ノート」は外部で使うことを想定して書いていたのではないか、というものでした。当時もたれた集会で安田さんのメッセージとして報告されたことの下書きと思える部分がある、ということを指摘したりしていたわけですが、獄中ではそのノート以外に下書きする術もないという事情を知らないのでしょうか。そもそも、その集会情報を検事はどんな立場で収集したのか、とも思います。
裁判官(右陪席)からの質問は、ノート記載の文言の主旨を若干確認する程度のものでした。
こうして安田さんへの被告人質問は終わりました。
一つだけ、弁護団から安田さんへの批判がありました。「態度がよくない!」と。傍聴席からはよくわかりませんでしたが、ニュースでも紹介しておなじみの、安田さんの片肘ついた定番ポーズ、これをこの日も証言席でやってしまったんですね〜〜〜
■それから、これまで申請されていた証拠についての検討がありました。検察から申請されていたものは、すべて不採用になりました。S社長らの裁判(有罪判決)の判決文も「必要なし」。また、1審で出せたはずの証拠を控訴審で出すことも却下。このへんのことは、ニュースで改めて弁護士から解説してもらう予定ですが、良い材料のようです。
■次回は9月28日(金曜)午後1時30分〜検察官弁論(3時30分までを予定)
次々回は11月14日(水曜)午後1時30分〜弁護人弁論(5時までを予定)
▲報告は以上です。このスケジュールだと2008年2〜3月頃(年度内)に判決か、と予想されています。
